第1章 窓越しに

唯依は、今年の春から○○高校に入学したばかり。
そんな唯依は、お昼ご飯を食べたあとからエッチな事で頭がいっぱいになっている。
理由は、隣の家の、多分弟のクラスメイトの翔くんのオナニーをのぞき見し、そのあとネットで見つけた体験談を読んで、自分と重ね合わせている為だ。

「男子のオナニーのおかずって、やっぱり女の子の裸とか下着姿とか多いのかな。翔くんに私の着替え覗かれたら・・・・だ、だめだめ・・・晶のクラスメイトで友達だよ。晶に言うかもしれないし。もしそうなったら・・・」

ぐるぐると頭の中をそんな妄想が駆け巡っている。

「偶然を装えば大丈夫よ・・・多分・・・でも・・・」

見せてみたいと、家族に知られてしまうかもとの間で葛藤していたが、

「一回だけ、一回だけなら大丈夫よね。大丈夫・・・」

見せたい気持ちが勝ってしまい。念入りに計画を立て始める。

「どうやって、見せたら良いかな・・・あくまで偶然?うっかりを装って、レースのカーテン越しに・・ちゃんと見てくれてるかどうか知りたいけど、窓の方を向いたらばれちゃうよね。う~ん、あっ、この間パパが新しいWEBカメラ買ってたから、古いのがあるはず。ママに怒られてたもんね~。あれを貰って、パソコンの画面見てたら良いよね。あとはいつするかって事だけど・・・良いタイミングを考えないと」

いろいろ考えてるうちに時間が結構たっていて、いつの間にか夕食の時間になってしまっている。
夕食を食べ終わったあと二階の書斎をノックする。
中から返事があったので、ドアを開け

「パパ、お願いがあるんだけど。えっとね、この間新しいWebカメラ買ってたよね?そしたら、古いのって余ってるよね、それ欲しいんだけど・・・良いかな?」

パパ「なんだい?Webカメラか、あるぞ。ちょっと待ってろ」

そういうと、コンピューターの周辺機が沢山置いてある場所を探す。

パパ「あっ、これだこれ。使って良いぞ~。使い方わからなかったら教えるからな」

「うん、大丈夫。自分でやってみる。パパ、ありがと~」

貰ったカメラの箱を持って自分部屋にもどる。

「やった~、これを使えるようにしないと、なんか凄そうなカメラ」

箱には《最新高画質Webカメラ・邪魔にならない小型サイズ・光学3倍ズーム搭載・暗所撮影機能・業界初暗所疑似カラー撮影機能》といろいろ書いてある。
早速、パソコンにカメラをつなげて、付属のCDから専用のソフトを入れる。
ソフトを立ち上げると、

「あっ、映った。次は」

今は閉めているカーテンを少し隙間を作って、翔くんの部屋を見る

「電気消えてる、今なら大丈夫かな」

部屋に置いていた黒猫のぬいぐるみを2体出窓の端っこに並べ、カメラを目立たないように置いて、パソコンの画面をみる。

「真っ暗で何も見えない・・・これかな?あっ白黒だけどちゃんと映ってる。カラーになるのかな?」

ソフトの方で、暗所撮影機能をONにして、疑似カラー撮影にしてみる。

「うわぁ、なんか凄い色になってるけど・・・・」

ここで改めて説明書を見る、そこには《擬似カラー撮影はカメラを固定する必要があります。
明るい時に撮影した動画をもとに学習を行ってから擬似カラーモードをご利用下さい》と書いてある。

「なんだ、直ぐ使えないんだ。まあ、いっか。設定も済んだし・・・なんかドキドキしてきた。」

遮光カーテンを開け、レースのカーテンだけにする。
こちらからは部屋の灯りがついているので、レースカーテンだけでも向こうは見えない。

翔くんが部屋に戻ってくるのを待ってまだ3分ほどしか立っていないが、唯依はそれが30分にも1時間にも感じている

「あれから、まだ5分しか経ってないの・・・もう、耐えられない・・・」

独り言を言った瞬間、翔くんの部屋の灯りがつく。
パソコンの画面には翔くんの部屋のレースカーテン越しに立って、ジュースを飲んでいる様子が映っている。

『いまだ』

素早くカメラを録画モードにして、タイミング良く立ち上がり、翔くんに唯依の存在をアピールする。
部屋の中をうろうろしながら、翔くんの部屋の方を出来るだけ見ないで、パソコンの画面で彼の行動を観察する。
しばらくして、翔くんの部屋の電気が消え、カメラが暗視モードに自動的に切り替わる。
そこには窓の向こうに翔くんの顔が映っている。

『覗いてる・・・・ぃゃ・・・ドキドキする』

ベッドの横に立ち、服のボタンを上から順番に外していく

『ドキドキが止まらない・・・も、もう終わりで良いかな・・・』

緊張でボタンが上手く外せない。
ボタンを外し、上着を脱ぐと、水色のキャミが露わになる。

『上着脱いだだけなのに・・・も、もうダメ・・・・』

そう思うと、ベッドに置いてあったパジャマの上を羽織り、トイレに向かう。
スカートをめくり、ショーツを下ろして、便座に座る。
そっと自分のおまんこを触ると

『濡れてる・・・上着しか脱いでないのに・・・』

そのまましてしまいたいのを抑え、自分の部屋に戻る。
戻って直ぐにカーテンを閉めて、パソコンの前に座る。
そこには、残念そうな翔くんの顔が映っていたが、直ぐにカーテンの向こう側に消え、部屋の電気がつく。
録画を止めて、再生を始める。

『ズボンの中に手を入れてもぞもぞしてる・・・おちんちん触ってるのかな・・・・翔くんもドキドキしたかな・・・』

再生が終わり、ライブモードに切り替わる。
部屋の電気がついたままの、誰も映っていない映像が映し出される。
唯依はパソコンの電源を落とし、パジャマと下着を持って、お風呂場に向かう。
お風呂から上がり、部屋に戻って、明日の学校の準備をしてから、ベッドに入る。
ベッドの中で先ほどのことを思い出しながら

『翔くんずっと見てた、あのまましてたら見てるのを気がつかれちゃいそうだし、私耐えられそうに無かった、今日のは見せた内に入らないよね~あのまま脱いでたら・・・もっとドキドキしたのかな・・・見られてるってのわかってたのに・・・下着まで脱いでたら・・・』

翔くんに見られながら、服を脱いだり、全裸になったり、それ以上のことを想像しながら、ベットのなかでオナニーを始める。

「ぅぅ・・・ぁぁ・・ん・・ぁぁ・・・しょ、翔くん・・・み、みて・・・・あぁぁ・・・ん」

逝ったあと、そのまま眠りについてしまう。

「ピ・ピッ・ピ・ピッ・ピ・ピッ・・・・・」

次の朝、スマホの目覚ましの音で目を覚ます。
遮光カーテンを開け、レースカーテン越しに日差しを受ける。
時計を見ると、

「やば、寝過ごした・・・」

慌てて制服に着替えて、ダイニングに

「ママ、晶、おはよ~」

ママ「唯依、遅かったわね、早くしないと遅刻するわよ。お弁当作って、そこに置いてるから忘れないでね。」

「うん、目覚まし気がつかなかったみたい。はーい。初日からお腹空かせたくないからちゃんと持って行くよ」

用意されてる朝食を早々に食べ、鞄を持って玄関を出て行く

「行ってきまーす」

足早に駅に向かい、電車に飛び乗る。

「ふぅ・・・間に合った」

教室に入って、あかりと琴美をみつけ、

「おはよ~」

挨拶をして、席に座る。

あかり「ねぇねぇ、唯依。部活何入るか考えた?」

「あっ、忘れてた、でも、今日午後から部活紹介の時間があるんだよね~?それ見ながら考えようかな~」

授業の事など関係ないかのように、雑談している。
そこに、担任の五反田先生が教室に入ってきて、チャイムが鳴る。

五反田「はーい、席について。出席をとります。」

朝のHRが始まり、その後授業が始まる。
午前中の授業が終わり、3人でお弁当を食べている。
雑談をしながら、ゆっくりと食事をして午後の倶楽部紹介の時間になる。
各部の部長・副部長がカメラの前で、部の実績や活動内容を説明していく。1年生は、教室でテレビ越しに見ている。

野球部・サッカー部・バスケット部・バレーボール部・陸上部・テニス部・陸上部・ダンス部・フットサル同好会
吹奏楽部・美術部・囲碁将棋部・演劇部・写真部・科学部・コンピューター部・華道部・放送部・クイズ研究会・アニメ研究会

それぞれの紹介が終わり、先生が

五反田「はーい、それじゃあ、入部希望用紙を配るぞ、基本的には希望する部に入れるが、部活によっては定員があるから入れないところもあるかもしれない。よーく考えて決めるように、提出は月曜日、朝のHRで回収するからな。入りたくない場合は提出しなくてもいい、まだ迷ってるというなら、後日自分で部活に申し込んでも大丈夫だ。」

先生から説明があり、

あかり「唯依、どう?決まった?」

「うーん、やっぱり、運動系は結構がちなんだよね~、帰宅部ってのもなんか楽しくなさそうだし、文化系かな~。あかりと琴美は?」

あかり「わたしは、小さいときからダンスしてるから、ダンス部かな」

琴美「私は、演劇。もしかしたら将来役者になれるかも・・・なんてねww」

「そっか~、私どうしようかな・・・吹奏楽もやってみたいし。でも、あそこは定員があるんだよね~。絵も下手だし、お花はね~。どうしようかな~。そうだ、コンピューター部にしようかな、緩い感じだったし、パソコン買って貰ったから、使えるようになりたいし、将来役に立ちそう。でも、月曜日まで時間があるし、ゆっくり考える。」

クラス中で、そんな話をしてると6時限目の終了の時間になる。

「あっ、終わった。あかり、琴美。帰ろ」

そう言うと、3人で学校をあとにする。
雑談しながら昨日のように駅まで歩き、そこで

「じゃあ、また月曜日ね~」

そういうと、駅の中へ歩いて行く。

家に帰ると、リビングで晶がゲームをしていた。

「ただいま~、晶早かったんだね。ママは?」

晶「あっ、お帰り。母さんは、今買い物にいってるよ。」

「あっ、そう。」

そのまま自分の部屋にむかう。ふと

『晶が帰ってるって事は、翔くんも帰ってきてるんだよね?』

そう思った唯依は、部屋のドアをそ~っと開け、窓の外から見えないようにして中に入り、パソコンを立ち上げる。
パソコンが立ち上がり、カメラのソフトを立ち上げると、カーテンが全開になっていて、椅子に座って本を読んでいる翔くんが映し出される。

『あっ、いた。漫画読んでるのかな・・・・』

これからしようとしてることを考えると、緊張して手が汗ばんでくる

『落ち着いて、今日こそ出来る・・・』

カメラを録画モードにして、再び部屋を出て2階のトイレに入って、用をたし。
今度は普通に部屋に入ってくる。鞄を机に置きさりげなく窓の方に目をやる。
レースのカーテンが閉まっているので、こちらからは向こうがほとんど見えない。
ちょっと大げさに動き、翔くんに部屋に戻ってきたことをアピールしていると、パソコンの画面にはこちらに気がつき、窓から隠れるようにして、こちらを覗き始めた。

『あっ、気がついた。隠れてるつもりでしょうけど・・・見えてるよ』

ゆっくりと、クローゼットを開き、着替える服を選びながら、ちらちらと画面を確認する。
着替える服が決まって、

『ドキドキする。今日こそ・・・・』

ゆっくりと上着を脱いでハンガーに掛け、リボンをとる。

『落ち着いて・・・落ち着いて・・・』

ゆっくりと、シャツのボタンを外していく。
シャツを脱いで、一瞬上と下どちらから脱ぐか迷って、スカートに手をかける。
チャックを下ろし、スカートのホックを外すと、ストンと床にスカートが落ちる。
水色のショーツが露わになる。

『まだ・・・もう少し』

キャミの裾をもち、一気に上に上げてキャミを脱いでしまう。ショーツとおそろいの水色のブラが現れる。

『とうとう、脱いだ・・・翔くんどうしてるの?』

どうしているか、確認したくて、腕を伸ばしたり、上半身をうごかしてストレッチしながら、パソコンの方に目をやる。

『あっ、よく見えないけど、手が動いてるみたい。』

ストレッチしながら、部屋をぐるりと回って、着替える予定だったスカートを履き、その上にパーカーを着る。
そのまま部屋の入り口まで行き、部屋を出たように装う。
パソコンの前に座ると、ちょうど翔くんの逝きそうな顔がみれ、急いでティッシュをとっている姿が映る。

『もしかして、逝っちゃったのかな?・・・私の下着姿おかずにして・・・』

録画を止めて、再生を始める。
右手はマウスを持っていたが、左手は自然とスカートの中に

『あっ、びっくりしてる・・・にやにやして・・・嫌らしい目で見てる・・・』

「あぁ・ん・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」

途中から、ショーツの中に手を入れて

「あぁ・・・あっ・・・・っクぅっ!!!!あ・・・っ・・・・うっ・・・・はぁはぁはぁ・・・」

椅子の上で逝ってしまい、肩で息をしながら、身体の力が抜けてしまう。
しばらく余韻を感じながら

「はぁはぁはぁ・・・・逝っちゃった・・・気持ちよかった・・・・」

立ち上がって、乱れた服を整えて、1階に降りていき、キッチンへ。
そこには母が

「あっ、ママ。お帰りなさい」

ママ「ただいま。唯依?ちょっと顔赤くない?熱があるのかしら、ちょっと体温計で測ってみて」

「えっ、そ、そう?ちょっとお部屋で運動したからかな・・・だ、大丈夫だよ」

『そ、そんなに顔赤いの?や、やばい』

身体が火照っているのをごまかしながら、顔をぱたぱたと手で扇ぐ。
食器棚からコップと冷蔵庫からジュースを取り出して注ぎ、一気に飲み干してから部屋に戻る。

「びっくりした~、ママにばれちゃうかと思った。気をつけないと。」

ベッドに寝転ぶと、スマホでゲームをしたり、動画をみたりしている。

「あっ、本屋に行かないと」

いつも買っている、コミックの発売日だと言うことを思い出し、急いで出かける準備をして、部屋を出る。
階段を降り、台所のママに

「本屋に行ってくるね~」

ママ「こんな時間から?暗くならないうちに戻ってくるのよ。」

「うん、行ってきま~す」

スニーカーを履き、玄関を出て本屋に向かおうと、隣の家にさしかかった瞬間

犬「ワン・ワン・ワン」

「わっ・・・」

翔くんが、犬のこてつと散歩に出るところに鉢合わせをして犬に吠えられる。

翔「こら、こてつ。すみません・・・・あっ」

「えっと・・・翔くんだっけ?うちの晶とクラスメイトの。私 岡田 唯依、晶の姉よ。よろしくね」

翔「お姉さん、こ、こんにちは。」

人見知りなのか犬が吠えて申し訳ないと思ったのか、おどおどした感じで挨拶を返される。

唯依はその場にしゃがみ込み、犬を撫で始める

「この子、こてつって名前なんだ、かわいいね~」

なでると、お腹をみせて喜んでいる。
顔をあげると、翔くんが顔急いでそらす

『もしかして、パンツ見えてたかな・・・』

急に恥ずかしくなって、顔を赤らめながらゆっくり、立ち上がり

「お散歩は何処まで行くの?」

翔「こ、この先の・・・こ、公園までいって、
しばらく遊ばせてから・・・か、帰ります。」

「ふ~ん、そうなんだ。私これから駅前の本屋さんまで行くの、途中まで一緒に行こ」

翔「う、うん」

『反応が、可愛い~。』

少しにやけながら、一緒に歩き出す

「ねえ、翔くん。彼女とかいるの?」

翔「えっ、か、彼女ですか、い、いないです。お姉さんは?」

翔くんは思いっきり首を振って否定して、聞き返してきた

「ん?私?いないよ。」

雑談をしながら、一緒に歩いて行き、交差点で別れる。

「じゃあね~」

翔「さよなら~」

『翔くん、反応可愛かったな~、またいたずらしちゃおっと』

唯依は、翔くんにどんないたずらしようかなと考えながら本屋に行き目的のコミックを買って帰る。