986 ボクスター納車から半年ちょっとが経ちました

年末も近くなってきたので、今年を振り返ってみようと思います

納車

2021年 5/15日

2000年式のポルシェ 986 ボクスターが納車されました。
僕が買ったとき(振込は3月)では986は相場がおおよそ100万円超えるあたり(最安では100万切るものがありました)で、程度の良いものであれば150万程度で購入できる感じでした。

僕のボクスターは2000年式のいわゆる中期型と呼ばれるモデルです。

2.7Lに排気量が増えて、パワーも220馬力にアップしたモデルです。

いろいろ見ていると、とにかくきれいに保存されていることに目が留まりました。
後日談ではありますが、youtubeを通して過去のオーナーさんとつながることができました。

僕のボクスターは車両代で160万円
初期整備、輸送費など込みで乗り出し200万円程度で購入しました。

今はじわじわ相場が上がってきているのでこれくらい程度のいい個体を買うとなると本体代で200万円以上は見た方がいいかもしれませんね。

良いタイミングで買えたと思います。

986について

  • 空冷から水冷に変わった最初のモデル
  • 丸目から涙目

などが主な理由かと思いますが、996, 986はポルシェの中でも比較的安く手に入れることができる個体です。

たしかに昔からのポルシェからという意味では転換点に合ったモデルだと思います。

個人的には涙目も含めて986の全体のスタイルが大好きです。
最近のモデルはすごくシャープな感じがして、スポーティーでかっこいいですよね。
しかし、この986はシャープさというよりかは丸っこさが残っている感じがします。
まるで356のような丸み、ふくらみを想起させてくれます。

モダンな感じのシャープな雰囲気も好きですが、最近の車はほとんどがそのようなスタイリングになっているのが少し気になるところです。基本的にシャープでスポーティーなボディに、にらみつけるようないかついライトの形が最近は流行っているんですかね?

そういった中でこの986は一線を画す存在感を放ちます。
実際、駐車場でたくさんのくるまがある中でも僕のボクスターは一瞬で見つけられます。
言葉ではうまく表現できませんが、醸し出すオーラというか雰囲気が違うんです。
路上でもめったに986は見かけないので自分だけの特別感があって僕はとっても大好きです。

また、造りに関しても今となっては現行モデルはすべて水冷になっていることを考えると先駆け的存在として記念に残るものでもあると思いますし、最も試行錯誤が繰り返されたものでもあると思います。

そんな986の乗り味は楽しい以外の何物でもありません

986の好きなところ

これはあげればきりが無いのですが特に好きなところでいうと

  • 運転してるときのダイレクトなフィーリング
  • オープンにしたときの解放感
  • MRによる運動性能の高さとエンジンのバランス

これらを含めたトータルのバランスでここまでよくできた車はなかなかないんじゃないかと思います。

運転してるときのダイレクトなフィーリング

これは、タイヤによる特性もあるとは思うのですが
ステアリングを通して手に伝わる路面の状況に関する情報がものすごくダイレクトに伝わってくる感じがします。

感覚的に言うならば、裸足で路面に立っているかのように路面の小さな轍や、うねりを感じます。
自分では乗り比べたことが無いので何とも言えないのですが、ポルシェを乗り継いできた方の話を聞くと、ボクスターの中では986のステアリングフィールが一番ダイレクトだという声を聴いたことがあります。

オープンにしたときの解放感

これは実際に乗ってみないとわからないと思います
オープンカーを乗り比べたことがある方ならわかると思いますが、オープンカーと一口に言っても解放感は車によって全然違います。

上が空いてるだけで解放感が少ない車もあれば
まさに解放感という言葉が似あうようなフィーリングの車もあります。

その中でも986の解放感は文句なく上位の解放感だと思います。
特に横、斜め後ろ、後方にさえぎるものが何もないのが一役買っていると思います。

そして一番の解放感を決める要因はフロントウィンドウでしょう。
S2000などはものすごくフロントウィンドウが立ってて、短いのでものすごい解放感があります。

一方986はウィンドウは比較的寝ているのですが、ウィンドウの設置位置がフロントによって、シートからの距離で言うと末端が遠く低いので、乗ってみるとかなり解放感があります

MRによる運動性能の高さとエンジンのバランス

ポルシェといえば911にあるようにRRレイアウトがメインでしたが、ボクスターはMRになり、最近ではケイマンもMRとして出てきています。

MRは車の運動素性としてはもっともポテンシャルの高いレイアウトで、特にワインディングでのポテンシャルの高さはピカイチです。

余談ですが、最近では911よりもケイマンの方がいいタイム出すようにもなってきましたね。

986に話をもどしますが、MRのワインディングを楽しむうえで大事なのはボディ剛性でしょう。
986のボディ剛性はかなり高いと思います。
993型のカブリオレよりも1.5倍ほど合成が高いと聞いたこともあります。

一方で、がっちり硬かというとそういうわけではなく、適度にしなるボディでもあると思います。

ボディには剛性が求められますが、硬いだけではなく力を適切にいなすことのできる柔軟性も必要になってきます。
そういう意味では986の高い剛性のなかにあるしなやかさのバランスは素晴らしいです。

そこで220馬力のエンジンがちょうどいいのです。
2.7L 220馬力というと今となっては決してパワフルな車とは言えないですが、これが良いんです。
高速加速ではしっかり踏み切ることができますし
ボディの限界を超えないエンジンのパワーバランスも相まって、安心して使いきれるパワーというのが魅力だと思います。

山道や峠道を走っているだけでもそれを感じますし、サーキットを走る方ならかなり如実に感じるのではないでしょうか?
(PSMやECUによって立ち上がりのもっさり感はちょっと残念なところかもしれませんがサーキット以外でそれを感じることは無いでしょう)

おわりに

いろいろ書きましたがとにかく運転がたのしくて仕方ない車です

つい先日もちょっと走ろうと思って都市高速乗ったら
やっぱボクスターの運転楽しくて楽しくて

結局3周(約100km)も走っちゃっいましたw

高速道路などを流していると、ついついもうちょっとだけ乗りたいと思って、目的地を2,3個通り過ぎてしまうのはよくある話です。

もうすぐ10万kmを迎えて、慣らし運転がおわるので
これからもガンガン乗って楽しいカーライフを満喫したいと思います